AQL日記

能登麻美子さんを愛する犬AQLの、読むと時間を無駄にする日記です。"非モテの星から来た男"のMEMEを云々。

『てにぷり』

■「俺様の美技に酔いな」とか言ってみたい。

そろそろテニプリの感想を書こうと思った。

いや、まずなんでこのタイミングでテニプリなのかっていうところだろう。テニプリ映画は"死にそうになったら観よう"と何故か決めていたもので、でも別に今すぐどうこうということではなくて、しかもまだ『英国式庭球城なんとか』も残ってるからね。大丈夫。

でどうして見たかって言うと、尊敬する"夭逝の作家"が「裏イノセンスだ」とかそんなようなことを仰っていたので、イノセンス好きとしては観なければなるまい」と思い立ったのが動機だ。

さて、内容だけれど、とても面白いものだった。事前に聴いていた通り、まさにテニヌだった。てか今はブラックホールをネット際に置いておいたりするのね。何言ってるか解らない? 俺も解らない。読んだけど解らなかったよ。

テニプリの良いところは、とりあえずルールとか関係なく勝負の流れが視覚的に解りやすいところで、それはクライマックスに近付くにつれてどんどん激しさを増していく。そりゃ恐竜が絶滅したりするよテニスだもん。
主人公が途中で超級覇王電影弾(Gガンダム)もどきを放ったときは、さすがに観ている映画のジャンルを見失いかけたけど、学園青春スポーツアニメだったな。うん。
そして重力やら物理法則とかいう無粋な足枷を解き放ち、船の上空、雲より上の高さで戦う主人公と兄。うん。一つのボールを奪い合い、果ては遠くへと吹き飛ばされる。テニスだし。うん。

いや、いいんですよ、こういう演出はね、嫌いじゃないんです。実際にそういうことが起こっているという描写はないし、ご丁寧に観客は避難しているから、兄弟二人だけの世界、それがどんな荒唐無稽なプロスポーツの精神世界であっても構わないのだから。ただそうなると気になるのは、そんな精神世界をもってしてまで表現せねばならない普通のテニスとはどんなものなのかということだ。さぞや凄まじいのだろう。それを観たい。そう思えば、本当に上空まで飛んで雌雄を決していたと考えた方がしっくりと来る。ってことは本当に恐竜を絶滅に追い込んでいたと考えるべきだろう。

そんな感じで、飽きることもなく、友達にLINEで実況しながら楽しく見ることが出来た。これが劇場だったりしたら、ちょっとついていけなかったかもしれない。特典映像の跡部のなんたらは至極どうでもよかったが、僕は跡部と忍足が好き。跡部様フゥ~。


そういえば、僕はかつて「白鯨」を成功したことがある。誰にも自慢できないし、しかも狙ってないし。白鯨については調べてください。ハーマン・メルヴィルのモビーディックは関係……どうなんだ? 少なくともMGSVは関係ない。