踊れ踊れ踊ろろろろ
■踊りたければ踊ればいい。
どこかでLINEが鳴っている。
執拗にあの女からLINEが来る。俺は今日朝から夢で[検閲済]したから気分がいいんだ。害さないでくれ。あんたと俺とは他人だ。それもことごとく明瞭に、解りやすすぎるほどには他人じゃないか。あんたは俺からの連絡には出なかった。あまつさえそれを執拗と評した。だったら俺も同じことを思おう。あんたは狂ってる。俺がしたことを赦せとは言わない。だから俺もあんたを赦したりは出来ない。あんたがついたように俺も嘘を吐くし、あんたがしたように俺も連絡を無視する。ぎりぎりまで。世界が二人を分かつまで。
どこかでLINEが鳴っている。