恋愛至上主義の似非伴天連どもめ。
■今日何をするか、明日何をするか。
それが問題だ。to be, or not to be.
とりあえず仕事終えたんで、帰る。なんだか早く帰ればいいのに、そして早く帰れるのに、上司とだらだらと喋ったりしてしまっている。それはそれで嫌ではないが、毎夜風邪気味だと感じながら眠る日々をこのところずっと続けている。ううむ。朝の目覚ましを『ガラスのくつ』(いとうかなこ)にしたせいか、今日はずっと眠気が抜けないままだった。会社のななっちょ好きなひとと一緒に「ちゅるぱや」を口遊んでみたりしたけど、大して効果はなかった。疲れて編集室で少しだけ眠る。
■ケーキもらった!
ところで、ケーキっ、ケーキっ。
いや本来、"非モテの星から来た男"のMEMEを宇宙の記憶記憶層(アカシア記録です)から受け取った僕としては、クリスマスはささくれて頭くじられるもののイメージしかないんだけど、こんな風にされると、ひたすらポテチを食べたりコスリ感緩和膜を頭の裏に貼ったりせずに過ごせそうな気がしてくるのだから不思議だ。
■だが。
だが世間はクリスマスだ。クリ●●スが陰核ならクリスマスは陽核だ。核兵器だ。根絶するべきなのではなかろうか。非核三原則を忘れたわけではあるまい。毎年多くの人間が苦しんでいることから目を逸らしてはならない。しかし恋愛至上主義者たちは核を用いて我々の魂を焼き切ろうと画策している。大変由々しき事だ。
かつてとある元大統領は言った、「寿命とは、最適な遺伝子を後世に遺すための猶予期間だ」と。だかどうだ、俺は遺伝子を後世に遺すこともせず、せめてものムード作りにとムーンライダーズの「No.9」を聴いたりしている。これはよくない。精神的核兵器の威力は絶大だ。
やはりあの女なんかに構わず、ばしばし女の子と遊べばよかったと今更の悔い。そんなわけで俺はクソg『つくものがたり』をやったり、『東京ゴッドファーザーズ』を観ようか考えたりしている。あるいはもう何もしない。風邪薬と亜鉛のサプリを栄養ドリンクで流し込んで(モッズっぽい)、ポテチの袋をとりあえずリビングまで持ってきながらも食べずに寝る。そんな風で行こうと思う。
クリスマスは誰にでもやってくるらしい。だが俺に来たのはあの女からのLINEくらいだ。くそ。クリスマスが来る気配は一向にない。来たのは家賃の請求書くらいだ。憲法が保障するところの最低限文化的な生活に愛がないのは何故だろう。どこかに愛は落ちてないものだろうか。『ラブアクチュアリー』とか観る勇気はないので、干物妹もかくやと言わんばかりのポテチ&コーラで『コマンドー』でも観ようかと思い至った。少しは太らねば。来年は太ろう。うん。
「やりたいことに優先順位をつけて、努力しなくてもいいから覚悟を決めるの。それだけで大抵のことはできるわ」
(カレン/『無限のリヴァイアス』)