12年前、ダッフルコートの女の子に恋をした。
■冬服
が好きだ。自分でも女の子でも。
12年前、好きな女の子がダッフルコートを着ていた。深い藍色のダッフルコートが、僕にはどうにも素敵すぎるものに思えてならなかった。その良さを当人に伝えられなかったのが、今となっては悔やまれる。ところで僕はダッフルコートというものを着たことがない。それは彼女の着ていたあのときのあの姿を超えられないという敗北感であり、永遠に"美のイコン"足り得るということへの陶酔感から来るものでもある。僕があの娘を想起する時、ダッフルコートを着ているならば、それは絶対的な美となるのだ。僕はそういう、美のイコンが好きだ。自分の映画で頻繁に登場するとある名前(それは例えば園子温の作品に於ける尾沢美津子だとかそういうこと)は、永遠に不朽足り得る"美"を象徴する。今度ちゃんと書く(ほんとか?)。
とにかくダッフルコートの女の子が僕は好きだ。でもダッフルコートがいちばん似合うのって女子中学生だと僕は思うよ。12年前の恋は措いておいてもね。
ずっと外套を着ていたいと思ったりもする。だから場所次第でロシアに住むのも悪くないのかなと(少なくとも気候的に)考えたりする。実際にどうかっていうのは語らないけど、とりあえずヴォトカはストリチナヤが好きです。プレゼントに最適(価格面でも)。
■痛い痛い痛い痛い
ロシアと言えば、サンクトペテルブルグにはKuntzkamera博物館という「拷問器具博物館」があるらしい。ぜひとも行ってみたい。そういえば昔好きになった女の子が「私レボルビングドラム*1が好きなんですよ」って嬉々として語って来たのも、今となっては懐かしい想い出だ。今思うとドン引きだけど、当時はちょっと盛り上がったものだ。まさに心の中にいる青春の幻影*2。