ゴディバプロダクション
■小島秀夫監督の件
を友人から聴かされる。やつはほんとに早い。俺は速さが足りない。
ところで小島監督がKONAMIを退社して新スタジオを設立、SCEと手を組むって話だから燃える。そーいえば昔某所でお会いした外山圭一郎氏も佐藤直子氏も、もとはKONAMIでSCEJに移ったんだっけか。外山・佐藤両氏は『サイレントヒル』を生み出し、『SIRENシリーズ』を生み出し、『グラビティデイズ』をも生み出した。KONAMIを離れなければこれらの作品が生まれなかったのだと考えると、小島監督の新スタジオ設立とSCEと契約を結んだことは、新しい良作の胎動を感じざるを得ない。つーか『サイレントヒルズ』作れよ。
というわけで、気長に新作発表を待つとする。『人喰いの大鷲トリコ』なみに待つことになるだろう。あるいは長谷川和彦の三作目くらいには。
ともかく、小島監督の『野火』リスペクトなヒゲ面に、大いなる期待を寄せる。
■ゴディバのチョコリキュールを
僕にプレゼントされたコは至急連絡ください。まもなく泣き出します。
■さて、
そろそろ帰るか。
頼んでいた荷物が届いていれば、その作業をしよう。
ぼくはもう何度も、彼女を食べる夢を見た。あまり火を通さない、生焼けのうちがいい。彼女は従順で、肉になっても微笑を絶やさず、仔牛と野鳥の中間のような味がして、なんとも言えずいとおしい。彼女に対する情感が、煮詰められて、けっきょく食欲に収斂してしまうらしいのだ。
(安部公房『箱男』)
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